肌荒れ

当院皮膚科では、肌荒れの治療をおこなっています。
予約なしで受診できるので気になったらすぐに治療を開始することをおすすめします。

肌荒れとは?

肌荒れとは、肌がかさついたりプツプツとするなど普段の良好な破談の状態と違い、肌に何かしらのトラブルが出ている状況のことを言います。皮膚の脂質が減少し、肌本来が持っているバリア機能が低下してしまい炎症を起こす病気です。これが手のひらや指で起きた場合を手荒れといいます。

肌荒れの原因

その原因はいろいろあり、肌の水分量が低下するいわゆる肌が乾燥状態となっていたり、皮脂の分泌量が多くなったりすることが原因となります。また、血行不良や不規則な生活を送ることで新陳代謝が低下すると肌荒れが起こりやすくなります。他にも脂肪分の多い食事や間違ったスキンケアも肌荒れとなる原因になるのです。

さらに、肌の状態が悪い中でアウトドアによる日焼けや長時間風にさらされているなど強い外的な刺激を受けることで肌荒れとなってしまうこともあります。

秋から冬にかけて湿度が低くなると起きやすく、皮膚がカサカサと粉をふいたようになるのが特徴です。かゆみを伴うことも多く、かきこわして湿疹化してしまうと治療に長い時間が必要になるので、できるだけ早めに受診することをおすすめします。

病例と改善例

肌荒れの症状も様々なものがあります。肌が悪化くなる、カサカサする、痒くなる、ぼつぼつとできものができるなどといった症状があります。肌荒れが進行するにしたがってかゆみもひどくなり、湿疹もできやすくなります。とくに背中やすねは悪化しやすいといわれています。背中やすねはほとんど皮脂の分泌が少ないことと関係しています。

これらはほんの初期の症状ではありますが、放っておくことで症状が悪化し別の皮膚疾患に移行してしまう可能性が高くなります。

すねにさざなみ状の赤いひび割れができることもありますが、皮膚科できちんと治療して改善した例は数多くあります。肌荒れ対策をうたった市販薬もありますが、皮膚科を受診すると肌荒れの状態にあった塗り薬を処方することができます。

新宿、西新宿周辺にお勤めの方は多忙である方が多いことから肌荒れが悪化し、何かしらの皮膚疾患に移行してから初めて当院皮膚科を受診する方が多いのが特徴です。しかし、この肌荒れの時点で皮膚科で治療を受けることで受傷化することを防げますので、なるべくお早めに受診して頂くことをお勧めします。

肌荒れの種類

肌荒れはその原因によっていくつかの種類に分けられます。

1つ目は乾燥によるものです。大気が乾燥している、冷房や暖房にあたりすぎている、洗顔のしすぎなどによって肌の水分と油分のバランスが乱れることによって肌荒れとなります。

2つ目はホルモンバランスが乱れることで皮脂が増え、肌荒れとなってしまうというものです。

3つ目は自律神経の乱れにより肌荒れとなってしまうものです。これら2つは肌の環境が普段と変わることに加えて刺激にも敏感になっているためいつもと同じ行動をとったとしても肌荒れを起こしてしまうともいわれています。

肌荒れの治療

肌荒れの治療の多くはお薬を使います。まずは現在の肌荒れの状況に合わせて外用薬を処方します。まず軽度、重度の患者様共通で処方させて頂くのは保湿剤です。その方のお肌の状況に合わせて保湿剤をお出しします。

稀にご自身が普段愛用している化粧水を継続して使用するのはダメなのかという質問を診察時にいただきます。普段ご愛用されている化粧水の成分を見ないとお答えできない部分も多くなるため、もしも普段ご愛用されている化粧水の継続使用を検討されている方は一度当院にご持参いただければ医師が成分と患者様のお肌の調子を見て判断させて頂きます。

また、肌荒れによって症状が出現している場合には症状に合わせたお薬を処方します。主にニキビや吹き出物、痒みやアレルギー症状に対するお薬を処方することが可能となります。他にも内服薬として漢方薬やビタミン剤などを処方させて頂く場合もございます。

肌荒れの悩みを解決するために、高額をエステに支払ってしまったけれど、思ったような効果が得られなかったという話もよく聞きます。
肌荒れはエステよりも保険診療の皮膚科に相談するというのもひとつの方法なのです。

予防方法

肌荒れを予防する方法は大きく分けて2点となります。

1点目は皮膚の清潔です。まずは正しい洗顔方法で洗顔を行いましょう。水またはぬるま湯で顔全体を濡らした後に石鹸をたっぷりと泡立ててもこもこの泡を作ります。その泡を肌にのせ、肌を直接こするのではなく、肌の上で泡を転がすようなイメージで肌を洗います。洗い終わったらたっぷりの水またはぬるま湯ですすぎ、泡を肌に残さないようにします。すすぎが終わったら清潔なタオルで肌をこすらないように押さえ拭きをします。その後はたっぷりの化粧水で肌を潤します。コットンを使っても手を使ってもどちらでも可です。この時肌を叩くようにつけるのではなく、肌を包み込んで化粧水を浸透させるというイメージで行いましょう。

また、洗顔以外にも皮膚の清潔を保つための方法があります。まず枕カバーや寝具は定期的に洗濯をしましょう。肌荒れを起こしやすい人は枕カバーを毎日取り換えるだけでも改善の近道になります。枕カバーを毎日取り換えるのが難しい場合は枕の上にタオルを敷いてそのタオルを毎日交換するだけでも可能です。

2点目は規則正しい生活です。早寝早起きをし、バランスの良い食生活を心がけましょう。特に脂肪分の多い食事は皮脂を増やしてしまうため、肌荒れを助長させる可能性があります。肌荒れが気になる時期だけでも脂肪分を控える食生活をすると良いでしょう。自律神経やホルモンバランスの乱れも肌荒れの原因になるため、生活習慣を整え、自律神経やホルモンバランスの乱れに注意しましょう。

検査方法

肌荒れは診察で診断をすることが可能であるため基本的に大きな検査をすることはありません。
しかし、肌荒れの具合や症状によっては血液検査を行いアレルギー反応などを調べさせていただく場合もございます。

治療費用

当院皮膚科では必要のない無駄な検査や薬を使用せずに良質な医療を行うよう心がけております。そのため、患者様のご負担をかけずに最良の治療を行うことができ新宿、西新宿周辺をご利用される多くの患者様にご来院頂いております。

肌荒れは症状が軽いうちに治療を行うことで早期の完治が可能となります。ご相談のみでも結構ですので、肌荒れで気になることがあればぜひ当院皮膚科をご利用いただけますよう宜しくお願い致します。

また新宿、西新宿地域にある当院皮膚科では保険医療機関として保険診療内で受診をして頂くことが可能です。そのため、当院皮膚科へご来院される場合には健康保険証をご持参くださいますようお願い申し上げます。

日常生活の注意点

肌荒れの治療中には日常生活にも注意が必要です。
たとえば、刺激の強い素材でできている衣服は避けましょう。化繊はどうしてもいらない摩擦を皮膚に与えてしまうので、直接肌に触れる下着や靴下だけでもできるだけ綿100%のものを選びましょう。

肌荒れの歴史

肌荒れの歴史ははっきりとした情報がなく、いつから肌荒れという言葉が生まれたのかは不明とされています。しかし、肌荒れのルーツを探っていくと約300年前に京都の舞妓や芸子が肌荒れがあると所帯じみて見え、生活感が漂ってしまうことから肌荒れに気を付けていたという記録があります。また、肌荒れに効果を持つ薬草が約4000年前から使用されてきたという記録が残っていることから、大昔より女性たちは肌荒れに気を使ってきたということが分かります。