花粉症

花粉症の症状について

個人差があります。また、個人でも1日、1週間の中で大きな変化や変動があります。花粉症日記をつけて、まずは一番緩和したい症状を見つけましょう

花粉症の症状

発熱

日本の教科書的な記載では、発熱は 花粉症の症状 とはされていません。しかし春一番が吹いて花粉の大量飛散が始まると、毎年微熱が出てしまうという話も聞きます(私がよい例です)。アメリカの花粉症に近いとされるHay Feverは、名前の通り「干草熱」と呼ばれています。

顔の浮腫(むくみ)

花粉症で炎症がおきる場合もあります。炎症が起こると、血管外に白血球が出やすくなり、血しょう水も細胞間質に出やすくなります。つまりむくみやすい状況になるということです。この浮腫状態が顔に出ると、むくんだ顔になります。

化粧品アレルギー・金属アレルギー

花粉症の時期は空気が乾燥しています。乾燥肌、敏感肌の人は乾燥だけでも皮膚に症状がでがちですね。花粉に暴露される顔は化粧品、眼鏡枠の金属もある場所です。花粉症の時期に急に化粧品や金属アレルギーになる事があります。

吐き気

目、鼻、喉の症状だけが花粉症ではありません。発生学的なお話になりますが、人間の肺は、魚の浮き袋と起原が同じものです。浮き袋は消化器が括れてできた器官ですので、口を含む呼吸器系に症状を起こす花粉が、消化器系に症状を起こしても不思議はありません。

花粉症対策

花粉症対策の基本は、「花粉を吸い込まないこと」です。具体的には下記に挙げたようなことを実行するようにしましょう。 

・花粉量が多い日はなるべく外出を控える
・外出する際はマスク、めがね、帽子、マフラーを着用する。
・衣服や布団は部屋干しにする。
・建物に入る時は、衣類の花粉を払い落とす。
・運動など気分転換を行い、ストレスを解消する。
・バランスの取れた食生活を目指す。
・十分に睡眠をとり、身体に疲れをためないようにする。
・抵抗力の強化、過敏な体質を改善するために皮膚を鍛える。

また、毎年花粉症になる人は、花粉量の少ない時期から対策を心がけましょう。
天気予報での花粉情報のチェックも大切になってきます。薬や治療に頼るだけではなく、自分の健康は自分で守るという心がけも大切です。
全てのことを実行するのは非常に難しいですが、1つ1つのことはとても簡単なことです。

花粉症について詳しく見る(協和発酵キリン)