不眠症/詳細

不眠症の治療・診察

新宿西口にある当院内科では不眠症の治療も行っています。寝つきの悪さ、眠りの浅さ、途中で何度も目覚める、寝た気がしないなどの睡眠に関する不快感を継続的に感じ続ける病気です。

ストレス社会ともいえる現代においては10人に1人が不眠症の可能性があるといわれています。客観的に眠っていても本人が寝ていないと思っているならばそれも不眠症です。 実際の眠りが何時間だったかが基準ではないのです。

また、年齢とともに眠りが浅くなったり、浅くなったように感じたりすることも知られています。心の問題もありますが内科でも治療を受けることができる疾患です。 ただし、より専門的な不眠症治療をご希望の方は、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。

 

不眠症の原因

不眠症にはさまざまな原因があります。ひとつには生理的要因です。海外旅行の時差ボケ、急激なストレスによる一時的な不眠などがりますが、もっともポピュラーな不眠症です。騒音などの環境要因による不眠、何らかの病気によって起きる不整脈・かゆみ・咳・喘息などいよる不眠もあります。睡眠時無呼吸症候群、睡眠中にふくらはぎや足先がむずがゆくなるむずむず脚症候群も不眠の原因のひとつです。

うつ病や不安障害などの精神疾患にともなう不眠症もありますが、これは心療内科や精神科にご相談ください。

 

病例

不眠症にはいくつかの代表的な症状があります。まず、よく見られるのが入眠障害です。寝つきが悪く、寝ようと思ってもなかなか眠れません。また、眠りが浅いと感じる熟眠障害もあります。一度は眠ったのに起きてしまいそれからずっと目が覚めてしまう中途覚醒もあります。

夢ばかり見て眠った気がしないなど、高齢者の不眠症でよく見られる症状です。同じく高齢者に多い症状に、朝早く目覚めてそのまま眠れない早朝覚醒があります。じつは早くに床につきすぎているだけというケースもあるので気にしすぎないことも大切です。

 

不眠症の診断と治療方法

不眠症の検査はとくにありません。症状や経過によって診断します。就寝時間、起床時間、睡眠に対する不満などの問診が中心になります。不眠症の治療は薬物療法が中心です。それぞれの症状、睡眠時間、どれぐらい眠ったら満足できるタイプなのかによって適切な睡眠薬を選びます。

現在、不眠症で使用されている睡眠薬の多くはベンゾジゼビン系で、脳神経の興奮を抑えて眠りを誘う作用があります。

 

不眠症の改善例

不眠症の薬剤による改善例は数多くあります。たとえばマイスリー、ハルシオン、アモバンなどの薬の効く時間がとても短い超短時間型で入眠障害が良くなった例はたくさんあります。とくにマイスリーは飲んで20分ほどで効き始め、5時間程度で効果が切れるので自然な眠りを味わうことができます。

レンドルミンのような短時間型も入眠障害や熟眠障害に使用されます。 効き目が出るまでに時間がかかる中間型は早朝覚醒に処方されますが、夜遅く飲むと朝起きられなくなってしまいます。長時間型は起床後もだるさが残りますがうつ病による不眠などで使われます。

 

費用

不眠症の治療にかかる費用は症状によって異なりますが、3割負担で初診時に診察料と薬代をあわせて2000円前後です。ただ、不眠症の治療は一度で終わることはまずありません。数回にわたる治療が必要になることがほとんどですが、ジェネリック医薬品もあり、負担が重いと感じる方は少ないようです。

 

日常生活の注意点

不眠症の改善には日常生活で注意すべきポイントもいくつかあります。まず、規則正しい睡眠を心がけて生体時計のリズムを安定化させましょう。また、昼寝は30分以内に抑えます。それだけで夜間に自然な眠気を呼ぶことも可能です。

また、就寝前はリラックスした状態を心がけましょう。アロマなどをたいてみるのも良いでしょう。かといってあまり力を入れすぎるのもおすすめできません。寝なければいけないという強迫観念で眠れなくなってしまうからです。それよりも昼間の適度な運動が効果的です。

 

不眠症の治療で気をつけたいこと

不眠症の治療で注意したいのは薬の持ち越し効果です。薬の量が多すぎると日中もぼんやりとしてしまいがちです。健忘症が出ることもあるので、より作用時間の短い薬に切り替えましょう。 また、アルコールとの併用は厳禁です。睡眠薬の効果を強め、記憶障害や健忘症を出やすくしてしまいます。長時間服用していた睡眠薬を急に中止すると頭痛、めまい、しびれ、イライラ、不安などの症状が出て、以前よりも強い不眠症になってしまうこともあります。

薬をやめる時には徐々にゆっくりとフェードアウトしていくことが大事です。別の薬を使用したい時には今の薬をやめてからにしましょう。