秋から冬に流行する感染性胃腸炎

秋から冬へと変わる時期は、気温の低下と共に乾燥もやってきます。風邪やインフルエンザが流行するこの時期は、気温の急激な低下が原因だと思われがちですが、それだけではなく乾燥も非常に大きく関係しています。また、風邪やインフルエンザとともに流行するのが「感染性胃腸炎」です。
しかしながら、感染性胃腸炎はインフルエンザなどよりも知名度が低いため、意外を知らない人も多くいます。ここでは、風邪やインフルエンザと共に怖い存在である、「感染性胃腸炎」についてまとめてみました。

感染性胃腸炎に詳しい西新宿にある内科クリニックの医師は、この病気が注目されるようになったのは2006年の秋から冬にかけて、ノロウイルス感染症が全国規模で大流行したことで注目を浴びるようになったとしており、意外にも最近のことであるのが分かります。
また、西新宿の内科クリニックの医師は、この感染性胃腸炎は一年を通して発症するものですが、最も多い時期はこの秋から冬にかけてであり、季節性が分かる感染症の一つとも言えるとしています。
原因となるものは、細菌やウイルス、原虫などの病原性の微生物によるもので、ノロウイルス、ロタウイルス、病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオなど、様々なものがあります。
流行する時期は、10月頃から徐々に感染者が増え始め、最も寒さの厳しい12月から1月頃にピークを迎えます。感染性胃腸炎にかかると、嘔吐や下痢、発熱、腹痛などを起こし、乳幼児の場合にはけいれんを起こすこともある軽視できない感染症の一つだと、西新宿の内科クリニックでは指摘しています。
さらに西新宿の内科医は、感染性胃腸炎は感染源となる病原菌がそのたび異なるケースが多いため、特効薬となるものが無いと話します。そのため、治療には症状に応じた対症療法にて行うようになっています。治療の際には、吐き気止めなどは場合によって処方しますが、下痢止めは基本的に処方はしないのだとン西新宿の内科医師は言います。それは、感染者の体内では、ウイルスを排出させるために下痢という症状を起こすことで実行しているため、それを止めることはウイルスを体内にとどめることになるとしています。

西新宿の内科クリニックによると、感染性胃腸炎にはいくつかの種類があるとしています。1つは、この感染症が注目されるきっかけとなった「ノロウイルス感染症」です。このノロウイルス感染症は一年を通して発症しますが、特に秋から冬にかけての空気が乾燥する時期に大流行をみせます。その理由としては、ノロウイルスが「低温と乾燥を好むこと」・「感染力が非常に強いこと」だと、西新宿の内科医は説明しています。
この感染力の強さゆえに、学校や病院、老人ホームなどで発症すると、一気に施設全体へと拡大していきます。また、年齢問わずに感染するため、乳幼児や、高齢者、体の弱い人などにおいては、非常に命に係わる状態になる危険性もあると、西新宿の内科医師は指摘しています。乳幼児においては、下痢による脱水症状から重症化する危険性もあるため、早期の治療を必要とします。ウイルスは、嘔吐物や便中に含まれているため、適切な方法で処理することが必要です。
ノロウイルスに似た症状を持つ感染症に、「ロタウイルス感染症」があります。この感染症は乳幼児に多く発症するもので、感染率も非常に高いとされています。西新宿の内科クリニックによると、現在A群からG群までの7つの血清型が存在しているとのことで、この中で人間に感染するものはA群だとされています。症状としては主に下痢と嘔吐であり、特に激しい下痢を起こすことで知られています。ロタウイルスに感染すると、白っぽく酸っぱいニオイを放つ水溶性の下痢がみられることが多いため、判断がしやすいです。
この感染症は、5歳までに一度はかかる病気でもあると言われており、生後6ヶ月から2歳未満の乳幼児の場合には重症化しやすいとも言われることから、注意が必要だとしています。生後3ヶ月未満であれば、母親の抗体により軽く済むことが多いようです。
秋から冬にかけては、こうした病原性ウイルスが活動しやすい時期になります。ウイルスは目で見たり鼻で嗅いだりすることができないため、いつどこで感染するかわからないとても怖いものです。従って、自身で予防対策を行って感染性胃腸炎を未然に防ぐことが、最も有効な手段だと医師も指摘しています。
外出時にはマスクを着用し、また帰宅したら丁寧な手洗いとうがいを心掛けましょう。更に、トイレに入った後や調理を行う前にも丁寧な手洗いを行って、手に付いたウイルスや細菌を洗い流すようにすることも有効です。
万が一、自身や家族が感染性胃腸炎になってしまった場合には、速やかに西新宿の内科医のような専門医を受診し適切な治療を受けることが重要であり、また汚物の処理も適切な方法で行うことも大切です。